今週のお題「わたしの節分」、そう日曜日は節分だった。そして、昨日は立春。もう強い寒波は来ないということをニュースで聞いて、少しづつ春が近づいて来ているんだなって感じる。
デパ地下でもスーパーでもコンビニでも色々な種類のお寿司が並ぶようになった。すでに節分もどこかイベント化されてきたのかな。そんな私もここ2年は、お寿司屋さんの店頭で売られるお寿司を買っていた。「今年も買いに行こうかな?」と思っていた矢先、母から電話がかかってきた。
「巻き寿司の具、多めに作っておくからあげるよ!」
急遽、久々に巻き寿司を作ることになってしまった。上手く巻けるかな。母がくれた具は昔から変わらない。私は甘く炊いたこの椎茸が好き。きゅうりのことり忘れていたが、この時期特有の長いカニカマは買い足した。
初めて子ども達にも自分のお寿司を巻いてもらった。同じようでもやはり個性が出てくる。
みんなが巻き終えるまで、かなりの時間がかかってしまったけれど、ようやく完成した。地味だけど、どこか美味しいお家のお寿司。母のくれた具が入ると、子どもの頃の節分を思い出した。早く喋りたくて、黙々と巻き寿司食べてから、イワシを食べる。子どもの頃の一言も喋らず黙って食べること=まるで息を止めているような感覚のようだったかもしれない。食べ終わったら、「はーっ」っため息が出ていた。父と一緒に豆まきしたことも懐かしい。
毎年、沢山のお寿司を巻いていた母に今更ながら感謝する。今度は自分で具を用意して、来年もまた作ってみようかな。巻きが緩くて寿司が食べている途中に解体されてしまう人もいたから、少し小さめの寿司にしても良いかもしれないな。