ここ数日いや数週間、子ども達や家のことで色々とあって、かなり疲れていた。
時間を見つけて、何かしらリフレッシュが必要だと思っていたら、水曜日は久々に予定がない。「映画レディースデーだ!」と以前から気になっていた「メリー・ポピンズ リターンズ」を観に行った。
この映画は本作から54年ぶりの続編。
小学生の頃、映画好きの母が「メリー・ポピンズ」のビデオを借りてきた。内容は忘れていたけど、楽しい映画だった!ということは覚えていた。だけど、その時の「チムチムチェリー」の音楽だけは今でも頭に残っていてる。子どものピアノの本にも載っていたから、この音楽に馴染みがある人もいるんじゃないかな。
物語は世界恐慌中のロンドンが舞台。大人になったジェーンとマイケル姉弟の元に再びメリーポピンズが現れ、今度は弟のマイケルの3人の子ども達の教育係になる。
マイケルの家では一年前に子ども達の母が亡くなり、借金の返済期限も迫り、家を明け渡さないといけないという大変な状況に陥っていた。
メリーポピンズは子ども達に想像力を動かすこと、物の見方・考え方を広くすること、諦めないことを様々な経験を通して身につけさせていく。
「暗くて進む道が分からない時は小さな明かりを見つけること」
「綺麗な表紙の本でも中身まで同じとは限らないないこと」
メリーポピンズの言葉には、生きていくうえでのちょっとしたヒントが色々とあった。だから、我が家の子ども達と一緒にこの映画見ても良かったのかな?と思ってしまった。そして、この映画で私が一番印象に残ったセリフは
「大人は明日になれば忘れてしまう」
その通りだ。私自身、どんなに楽しい出来事があっても、翌日には頭を切り替えて、現実に戻るようにしている。だから、今の自分にとっては「楽しむこと」=「息抜きすること」にどことなくなっているけど、子ども達は毎日の生活の中に楽しさを追い求めている気がした。
映画の中では父となり、大人になってしまったマイケル。前作はおそらく子ども目線で見ていた私も、すっかりとこっち(大人側)の人間になってしまっていることを痛感した。
ミュージカル映画のため、時々、眠りの世界へと導かれそうになり、実際にアニメーションの場面ではほんの少し寝てしまった。
だけど、見終わった後は暖かな気持ちになって、少しリフレッシュできたみたい。みんなで風船を持ち、空に飛んでいるシーンはカラフルでとても美しい。
何の情報もなく吹き替え版を見て、大地真央的なイメージだったこの映画のメリーポピンズの声。「でもちょっと違うな?」「聞いたことある声だな?」と思っていたら、エンディングの歌でようやく平原綾香だと分かる。どうりで歌が上手いはず!納得。
DVD になっているようだから、今度、家族で前作の「メリーポピンズ」を見てみたい。