6年間、使い続けてきた長女のランドセルは今日が最終日。
大きなランドセルを背負った小さな背中は、いつの間にか小さなランドセルを背負った大きな背中になっていた。
「6年生のままでいてほしいな」
今週、私は何度か時を止めてしまいたい気持ちになっていた。成長することは嬉しいことだけど、うーん、どこか寂しい。
私の母は私の卒業前はどんな気持ちだったのだろう?って、ふと考えることもあった。
長女はいつもと変わらず登校したけど、楽しい1日を過ごして来てほしいな。彼女を追い続けてきた次女はどこか寂しげに見えるよ。三女はね、今日の給食のメニューをチェックしてる。相変わらずマイペースだ。
年が明け、このまま卒業に向かっていくのかと思いきや、最後に友達関係のトラブルが続いた。
そんな時、支えてくれた友達の存在は大きかったけど、長女の背中ではいつもランドセルが見守ってくれていたのかもしれない。
ランドセルが送られて来た時のメッセージを見返してみる。当時も少しジーンときたけど、今回は泣いた。
長女は大切に使っていたよ。毎日、一緒にいてくれてありがとう。
来週の卒業式、私が泣きすぎないようにしたいと思う。