とある母の思うこと

我が家のできごと、本、映画etc..私の備忘録

今年もまたヤゴを飼ったこと

虫は苦手なんだけど、子ども達が好きだったから、色々な虫達が家にやって来た。

 

三女が幼稚園から持ち帰ってきた菓子箱を開けると大量のダンゴムシが出てきた。我が家の場合、3人とも虫の入門はまずダンゴムシから始まる。それからは蝉の羽化を見に出かけた時もあれば、バッタやコオロギを探しに行ったり、友達からもらった2匹のカブトムシが卵を産み、数年はカブトムシの幼虫の飼育に追われていた。

 

小学校に入学すると、子ども達の虫ブームは去ってくれた。しかし、ここ数年、ヤゴだけは飼っている。今年も小学校のプール掃除が終われば数匹を持って帰ってきた。そもそも、私はトンボの幼虫がヤゴだってことすら知らなかった。だから、初めてヤゴを飼った時はどうやって飼育をするのかを調べてみた。そこには赤虫を与えるって書かれていたけど、プールにいるヤゴは数日で成虫になるから、実際は池の水さえあれば大丈夫だった。

 

実際に飼ってみると親子で色々と学ぶことが多い。中でも、ヤゴは必ずしもトンボに成長することが当たり前ではないってことを何よりも身に感じてしまう。カブトムシの幼虫や蝶々の青虫を育てた時と同じ。羽化に失敗して死んでしまうヤゴもいれば、今年はヤゴから寄生虫が出てきて死んでしまった。だから、毎年、見ているけど、トンボになっていた時の子ども達の喜びは大きい。

 

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次女はトンボになれなかったヤゴを庭に埋めていた。そこには、水槽に立てていた、羽化用の木の枝を折って暮石がわりに立てていた。 

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そして、ここ数日は学校帰りに花を摘んで帰ってくる。このヤゴに自分の名前をつけてしまったので、亡くなった後も愛着が大きかったのかもしれない。

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図鑑を見れば成長の過程は分かるんだけど、実物を育てることは、短期間の間であっても、その過程を通して、驚いたり、喜んだり、悲しんだり、子どもの心にも様々な感情も生まれていたんだなって思う。そんな、子ども達に付き合い、今まで色々な虫達と触れ合ってきたけれど、やっぱり私は未だに虫はちょっと得意にはなれない。